住宅間取り事情
ご訪問ありがとうございます
今日は日本の住宅事情を振り返りたいと思います
最初は『サザエさん』の磯野・フグ田家
昭和44年から日曜18:30に鎮座する国民的アニメです
昭和初期~中期にかけての日本家屋の特徴である『 田 』の字型の住宅
客間は南側の日当たりが一番良い位置に配置され、家族が生活するのは北側です
この時代は土地価格が安価だったこともあり敷地が広く、2世帯以上が生活する大きな住宅が多く建てられました
アニメの中ではちゃぶ台を囲んで畳に座って家族で食事をする大正時代から続く文化が今も続いています
原作の時代設定は昭和20~40年代です
時代を進めて、次は平成2年から続く『ちびまる子ちゃん』のさくら家
さくら家は昭和40年代頃から主流になった『 中廊下 』型の住宅です
居室の間に廊下を通すことで互いのプライバシーに配慮し、水廻りを北側に、居室を南側に配置する中廊下型の住宅
さくら家にはありませんが、玄関脇に洋風の応接室を設ける住宅も多くありました
こちらの時代設定は昭和40~50年頃です
続きまして、秋田県民を代表する『ひろし』こと野原ひろし家です
平成4年からアニメ放送が始まった『クレヨンしんちゃん』
この頃から、家族構成や住宅へ求める事に変化が大きくでてきました
核家族化・洋風化が進み、2世帯以上が生活する住宅から3~4人が住むコンパクトな住宅に変化し、LDKをつなげて廊下を無くし1つの広い空間にする間取りが一般的になり始めました
時代と共に核家族化が進むに連れ、家事導線の最適化やパントリー等収納スペースの適材適所化、勉強・ワークスペースの確保が重要視されてきました
以上、ざっくりですが昭和20年頃~平成の家づくりを振り返ってみました
ご清聴ありがとうございます!
【余談】
こちらドラゴンボール亀仙人の愛するカメハウス、は現代風の間取りでした!
ドラゴンボールオフィシャル Xより
本社作業場では棟梁による看板製作が進められております
今月お引き渡しさせて頂きました新社屋に来月、設置される予定です
完成が楽しみです!!
皆様良い週末を
佐々木実季