史跡解体修理工事
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今日は秋田県で最初の国史跡に指定された払田柵跡(ほったのさくあと)をご紹介
3つの柵(塀)に囲まれているのが特徴の払田柵跡は9世紀初頭の平安時代に創建され、終末は10世紀後半とみられております
今回、払田柵跡『外郭南門前方官衙域』の『東方官衙域』の解体修理を行いました
老朽化した既存の史跡を一度バラバラに解体し、使える部材を再利用しながら元の姿に戻していきます
施工の一部をご紹介
去年の秋、着工
今シーズンは雪が多く、現場にたどり着くのも一苦労の日々でした
屋根の施工では桁(けた)や垂木(たるき)から出ている込栓に楔(くさび)を打ち、木材同士を金物を使わずに固定します
こちらが屋根を組む前
材料に複数の穴をあけ製作した込栓を埋め込みます
屋根は5層なので製作した込栓は700個を超えました
そして込栓に楔(くさび)を打ち込んだものを桁に打ち込むと
じゃ~~~ん
こうなります
楔(くさび)を打ったことで桁の中で込栓が横に広がりガッチリ締まります
金物がないので解体修理がしやすい文化財に向いた工法です
材料は防腐・防虫効果が強く、水に強くて耐久性が高い桧を使用しております
そして外壁板は8割を再利用!
既存の外壁から使用できる材料を選別し一つ一つ丁寧に表面を削り木目をよみがえらせております
手間暇をかけて丁寧に解体修理をした『東方官衙域』がこちら!!!
中の梁も元々の梁を再利用しています
写真手前の梁は元々の材料のヒバ、奥の材料は今回設置した秋田杉です
完成した『東方官衙域』をご覧になれる機会があれば、ぜひご体感ください!!
正面の秋田杉を使用した丸太も見ごたえがありますよ
皆様良い休日を
佐々木実季

















